10.5.3 WebI2C とデバイスドライバ

CHIRIMENでは、GPIOインターフェースをWeb GPIOと呼ぶAPIで使用しました。I2Cインターフェースに接続されたスレーブデバイスはWeb I2C APIと呼ぶAPIによって使用することができます。

しかしI2CスレーブデバイスはGPIOの先に繋げるデバイスと比べてずっと複雑な機能を持っています。実際にはそれは極小のコンピュータで、I2Cを通しデバイス専用のコマンドやデータを送受信(通信)し、固有の機能を利用します。 このようなコードは、各デバイスのデータシートをよく読み込んだうえで書くことができます。これはかなり手間のかかる開発ですので簡単にデバイスが使用できるライブラリ(デバイスドライバ)があらかじめ用意されています。

デバイスドライバが用意されているI2Cデバイスのリスト

デバイスドライバが用意され簡単に利用できるI2Cデバイスのリスト

よく利用される、30種類ぐらいの比較的安価なデバイス向けのドライバが用意されています。